お客さんは少ない方が儲けやすい

ビジネスサプリ

多くの人が集客に困っています。
なんとかして1人でも多くの人を呼び込もうと
必死にブログやサイトを更新しています。

ただ、音楽の先生やセラピストさん
ヨガのインストラクターなど
少人数向けのサービスを提供している方は

こうしたやり方はオススメしません。
やればやるほどしんどくなるからです。

今回は集客がしんどくなる原因と、
顧客数をわざと減らして利益率を高める方法
紹介していきたいと思います。

ここで紹介するのはあくまで一例ですが
工夫の仕方でイメージがガラッと変わる感じを
ぜひ味わってほしいと思います。

もしかしたら読んでいくうちに、
メニューと料金を変えたくなってくるかもしれません。

最後まで読んで、あなたのビジネスの
参考にしていただければと思います。



売上をあげるための法則によく挙げられるのが

顧客数×単価×リピート率

「そりゃそうだ。」と言いたくなるような
否定しようのない法則です。

たくさんの人が来て、たくさん売れて、
また来てくれる人も増えれば儲かる!

確かにそうです。

・・・ただ、この法則には
「何人でこなすか?」
という労働力の観点が抜けています。



厳密に言うと

顧客数×単価×リピート率÷労働力(人数や時間)

となります。

めちゃくちゃ集めてたくさん売れても
全部スタッフへの給料で消えれば利益ゼロです。

できる限り少ない人数や時間で
多くの売上を上げることができれば
利益率が高くなるということです。



特にセラピストや教師など
1回でエネルギーをたくさん消費する仕事の方は
むやみに顧客を増やしすぎてしまうと
疲れてしまって毎日がキツくなります。

それで施術のクオリティが落ちてしまったり
顔がやつれたり肌荒れしたりすると
売上にも響いてくることになります。

なので、僕がオススメしているサービスの方針は

『少ない顧客で経営が成り立つようにする。』

ということです。



たとえば、
1時間で5,000円のマッサージがあるとします。

1日1人のお客さんが1ヶ月続いた場合、
1人×30日×5,000円=150,000円です。
美容師1年目くらいの収入でしょうか。

都市部で暮らしている人だと
これだけだとだいぶしんどいですよね。

収入を30万円にしたいなら
1日に2人は集める必要があり
60万円を目指すなら1日最低4人です。

僕はマッサージ師ではないのでわからないですが
毎日4人を集めて施術するのって
まあまあしんどい気がします。

施術するだけならどうにかなっても
最低4人を確保するためにブログを更新して、
お店の掃除や備品の補充やら何やらで
別のこともやらなきゃいけないわけです。

病気やケガになったらヤバイです。

このままだと収入が増えれば増えるほど
自分がしんどくなります。

じゃあスタッフを雇えば
負担が減るかと言ったらそうでもなく
面接して研修して教えて励まして給料払って・・・と
それはそれでやることがあります。

あなたと同レベルかそれ以上のクオリティが
保証できるかどうかという懸念もありますし。

・・・このように、

個人でサービスを提供している場合、
こうした低価格では首を絞めるので
価格と提案の仕方を工夫する必要があります。



では、同じように
月の売上60万円まで頑張りたい時、
1日2人で済ませたいならどうしたらいいでしょう?

価格を1人10,000円にすればいいですね。
1人20,000円にしたら1日1人来てもらえば達成できます。

1日1人でいいなら集客が楽になりますし、
来てくれた1人により丁寧にサービスできると思います。
肉体的にも疲労が少なくできます

「でも、1人20,000円なんて出してくれるかしら。」
「1人でも集めるのが大変なのに。」
なんて声が聞こえてきそうです。

でも、ここはもうひと工夫出せば
もっと達成しやすくなります。



1日1人で良いのであれば
サービス時間を多少伸ばしても問題ありません。

1日5人集めてしまうと
次の人のことまで考えないといけませんが
1人だけならある程度余裕ができます。

2時間たっぷり20,000円にしてあげれば
そこまで高くないと思います。

そして、1人しか呼ばないと決めてしまえば
サービスもかえって提案しやすくなります。



キャッチコピーも変えてしまいましょう。

たとえば
「1日おひとり様限定の完全個室マッサージ」
みたいなラグジュアリー感を演出したら
1人しか呼ばないメリットが見えてきます。

1日1組限定の会員制レストランって
なんだか上質そうな気がしますよね。
多少高くても特別感があります。

集客数を限定すると特別感を出しやすいのです。

週末起業で土日しかできない方も
「土日しかやれない」ことを逆手に取れば

「休日2組限定の至福のひととき」
「上質な休日をあなたに・・・」
こういったプレミア感を出せます。

10人集まれば月内予約いっぱいです。
30に集まるだけで3ヶ月待ちです。
「予約のできない名店」のできあがり。



・・・というわけで
マッサージやコンサル、レッスン、士業など
個別のサービス業を提供している方は

顧客数を意図的に制限して
集客に役立ててしまいましょう。

「20,000円にしちゃって人来るのかしら。」
と心配な方は

>>料金設定を顧客選定に役立てる技術

を読んで襟を正してください。

今回はセラピストやトレーナーを頭に浮かべて
具体例を出しながらお伝えしてきました。

飲食や他のサービス業の方にも
参考になる話だったと思います。

ぜひあなたのビジネスに役立ててください。



以上です。ありがとうございました!

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