信用と信頼の違いがわかると人間関係が改善される!

WEBライティング講座

信用と信頼。

普段よく使う言葉ですが
使い分けが難しい言葉です。

意味の違いがわかってくると
文章のタシになるだけではなく
生きるのが少しラクになります。

人に裏切られず良い人間関係を作れるようになります。
何かとイライラしてしまったり
余計な不安に押しつぶされたりする人も
読んでいくと納得できると思います。

少し誰かに自慢したくなる話なので
ぜひ覚えてから寝てください。

信用は過去、信頼は未来

簡単な分け方としては

信用は過去のこと。
信頼は未来のこと
です。

「彼のことは信用できない。」
と告げられた場合、
彼が昔、何かしでかした可能性が高いですよね。

彼が裏切るようなことをしたんでしょう。

信用できない過去があるので
今後のことも信頼できなくなります。
信頼は、信用の後にできるんですね。

評価できるような実績や結果があって
未来を期待できるかどうかが
信頼に値するかを決めるということです。

信用は評価、信頼は期待に置き換えられる

こうした意味で、

信用→評価
信頼→期待


の意味合いが込められていることがわかります。

「これまでもマジメにやってくれたから(評価)
次の仕事もちゃんとやってくれるだろう。(期待)」
という流れです。

なので、
信用のない人は信頼されず
信頼されなければ未来も期待されません。

友だちが本やお金を返してくれないなら
今後貸そうとは思えなくなるはずです。

今の行いが、未来につながるわけです。

1人の人間でも信用度に差がある

ちなみに信用については
同じ人でも分野毎に信用度が異なります。

料理だったら信用できるけど
道案内は全く信用できない人はよくいますよね。

文章は任せられるけどデザインは任せられない
ということもよくあります。

女癖が悪いので人間性は信用できないが
イケてる飲食店の知識とゴルフの腕については信用できるなど
人によって得意分野が違うので”信用分布”も異なります。

すべてのジャンルで信用できる人は
ほぼいないのではないでしょうか?

評価材料を探して信頼する

さて、ここからが本題。

信用と信頼の違いがイメージできたところで
これを人間関係にどう活かすのか
一緒に考えていきましょう。

初対面の人を信じられるかどうか
今後も信頼していいかどうかは
信用できるだけの評価材料を集める必要があります。

よくあるのは実績や経歴などです。

数字がわからなくても
表情や話し方、細かな態度などを見ると
その人の過去の振る舞いが出ていることが多いので
第一印象も評価材料の1つになります。

詐欺や怪しい人に騙されないようにするには
第一印象に抱いた違和感を忘れずに
判断していくことが重要です。

ただし、これらが仮にそろっているからといって
むやみに信じてしまうのは怖いので
一握りの警戒心は常に持っておいた方が良いでしょうね。

信頼できる友だち

友だちや職場関係で考えてみると、

相談や悩み事を打ち明ける時に
気をつけるといいですね。

たとえば
バラしやすい口が軽い人というのは
言いたくなってウズウズする人です。

そういう人はきっと前々から
芸能人の噂や他の友だちの話などを
話のネタとして話すことが多かったりします。

要するに「他人の話をよくする人」は
口が軽いケースが多いので
相談する際は気をつけましょう。

「絶対言わないから!」という一言だけでは
評価基準を満たさないので
相談は中止するか軽い相談に変えましょう。

「最近寝不足ぎみなんだよね。」とか。

逆に、どうでもいい相談を持ちかけられたとしたら
あなたはあまり信頼されていないのかもしれません・・・。

余談でした。

過度に期待しない

経営者やバイトリーダーなど人に何か指示したい人も
信用・信頼がわかっていると
ストレスなく業務を進められます。

人に頼みごとをするときのポイントは
過度に『期待しない』ことです。

仕事を任せたはいいものの
進捗が遅かったり忘れられたりして
キレたりイライラしたことはあると思います。

「なんでやってくれないの?」
と怒りたくなりますね。

この、裏切られたような気持ちになる原因は
相手が体たらくなのではなく
僕ら自身がその人に対して過度に期待していたからです。

たとえば新入社員が
あなたと同じレベルの質やスピードで
仕事を完遂できるとは限りません。

優秀なスタッフだとしても
トラブルや体調不良などで
思うようなパフォーマンスが
発揮できないこともあります。

仮にいつもできない人だとしたら、
・・・なぜ次こそはできると思えるのでしょう?
信頼できるほどの信用があるでしょうか?

「簡単なことなんだから
すぐにやってくれるだろう。」

とか

「今までもやってくれてたし、今回も大丈夫だろう。」

と無意識に期待を膨らませた状態で任せるから
思うようにいかなかったときに腹が立つのです。

人間が腹が立ったりイライラしたりする時は
期待通りにならなかった場合です。

子どもの頃は欲しいおもちゃを買ってもらえず
期待と現実のギャップに泣きわめいた記憶があります。
期待を裏切られたから悲しくなったのでした。

ストレスの多くは他者への過信から来るということです。



今までやってきたからといって
今回もやってくれるとは限りません。

体調不良や多忙で手が回らなくなっているかもしれません。

そして人間は「ウッカリ」ミスすることもあります。

なので、

過度な期待をせず
行動管理していくことが大切です。

信頼ゼロもダメ

全く信頼しないのも考えものです。
自分を孤独に陥れてしまいます。

自分も含めたすべての人に期待できないと
いわゆる「人間不信」になりますね。

なので、あくまで適度で無理ない程度の
信頼を寄せてあげることが大事
です。

言葉1つ掛けてあげたほうがやる気が出ます。
「期待してるよ!」って。



でも、何事も絶対はないので
1%でも気にかけることが大切です。

むやみに信用するのは避けたいですが、
信頼している姿勢は見せた方が
相手は意欲的になるのでうまくまわります。

誰にも信頼されていない状態って
非常につらい状態ですからね。

期待し過ぎも、完全にしないのも良くないので
その人の信用度に応じた期待
かけてあげるのが理想です。

方向オンチの人の道案内には
始めから期待しなければいい
ってことです。
最初からキャスティングしなければいいですよね。

薄情に聞こえるかもしれませんが、
実はこうした方がお互いにとってラクです。

下手に干渉しないで済むので
ストレスなく業務を進められます。


少なくとも、

信用は過去のこと。
信頼は未来のこと。
信用→評価
信頼→期待

ここがわかっていただければOKです。
ぜひ参考にしてみてください。


以上です。ありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました