才能は恥ずかしい

高校生の頃、僕が書いた作文が
クラス全員に暴露されました。

「素晴らしい文章だわ!」

と褒めちぎってくれる担任の先生は
激しくハードルを上げまくった状態で
全文を朗読し始めたのでした。

僕は2階だった教室の床をぶち破って
そのまま地面にめり込んでしまいたいくらい
ひどく赤面したことを覚えています。



現在も文章でお仕事いただいている身ですが
目の前で読まれてしまうとやっぱり緊張します。

イラストレーターさん、漫画家さん、歌手やダンサーなど
人前で表現する人たちは幾度となく
恥ずかしい思いを経験してきていると思います。

特に初めての舞台、初めてのリリース時は
心臓が飛び出そうなくらい緊張して、
よく覚えていない人もいるかもしれません。



こうして振り返ってみると

緊張や恥じらいという感情は、
それなりの努力や能力があるから
感じられるものなのでしょうか?

真剣に取り組んでいることで
自分の生きがいをビリビリと感じられることに
僕たちは緊張や恥じらいを感じるのかもしれませんね。



面白い映像やスクープをツイートするときは
あまり緊張しないかもしれませんが、
自分が描いたイラストやマンガを載せる時は
毎回緊張する人は多いと思います。

有名なミュージシャンだって
ライブ直前は緊張しているはず。

緊張できる・恥ずかしがるってことは
それだけ努力してきた証拠であって、
才能があることに取り組んでいる状態なんだと思います。



ブログを更新している現在も、
イケてると思って投稿した記事が
あんまりウケなければ恥ずかしい思いがします。

先方さんにダメ出しをいただくこともありますから
常にどこかで赤っ恥をかいています。

物書きの真髄は恥をかくことだと思っています。
うまいことを言ったつもりでいますが
そうでもないと思うので気にしないでください。

これからもどんどん惜しみなく
恥ずかしい思いをしていきたいと思っています。

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