文章が止まる2つの問題と解決策

WEBライティング講座

文章が書けないで頭をボリボリと掻く人は、
2つの段階のどちらかで止まります。

  1. 完全にまっさらな状態
  2. 書いている途中で手が止まる状態

全く思い浮かばないか、
どう書いていいやら首をひねるかです。

で、なぜこうなってしまうかというと、
そもそも「執筆のプロセス」には
大きく2段階あること
を知らないからです。

文字にするまでのところで
2つの壁があるんです。

どちらで止まっているのかが
自分でわかっていれば
それなりの対策ができます。

ガスがつかないのが
元栓が締まっているのかコンロの問題なのか
どちらなのかがわかっていないと
いつまでも右往左往することになります。

これと似たようなことで、
原因がわかれば解決もしやすくなります。



そしておそらく
どちらの方で問題が起きやすいかは
人によって異なります。

弱い方を重点的に対策していけば
今までよりも
文章がサクサク書けるようになります

1000文字書くのに1時間かかっていたものが
30分で済むようになれば
時給換算で2倍得をすることになります。

体力的にも精神的にも余計な消耗が減るので
余暇を楽しむ余裕もできます。
好きな読書や映画鑑賞も思う存分やってください。



さて、文章書く工程は2段階あるとお話しました。

何かと言うと、

  1. どんなことを書くか、頭の中で想像する
  2. 想像したことを文章に起こす

この2段階です。
文章を書く前には、まず頭の中でイメージします

頭の中で言葉が並んでいき
それを忘れる前にタイピングして
記録していくようなものです。

別の文章を書き写すときには
1の工程が入ってきませんから
スラスラ書けます。

でも、自分でイチから考えて書く場合、
まず自分の中でイメージしなければならないため
ここでストップしてしまうことが多くなります。

イラストレーターの方に聞いたことがありますが
絵を描くときも同様の工程を踏むそうです。

頭の中で描きたいもののイメージを膨らませて
そのイメージを写すように描くそうです。

音楽や演劇など、芸術分野は
基本的に同じような工程をたどるのでしょう。

  • ネタが浮かばない
  • 書けそうな題材が思い出せない

「何を書こうかな・・・。」

と5分も10分も考えてしまう場合、
書きたいイメージを膨らませていく
想像力を鍛えていく必要があります。



想像力は、

今の段階では見えていないもの
断定できないものに関して
仮説を立てるようにすると訓練できます。

よくあるのは推理小説や推理ドラマで
犯人とその手口を予想するものです。

その先の展開の予想をし始めると
人間は想像力を働かせるようになります。

また、周りの人の行動や感情について
どうしてそんなことをしているのか
アレコレ推測してみるのも有効です。

人間観察が趣味という人が多いですが、
たいていは妄想の領域で仮説を立てていて、
それが合ってても間違っていても
特に問題がないと思っている人たちです。

仮説を当てたいのではなく
面白く妄想してニヤニヤしていたいのです。

ムッツリスケベと称されたことがある人は
文章を書く才能があるかもしれません。

解決策1:想像力を鍛える方法・・・仮説を立てる



想像力をムラムラと膨らませたら
それを文章に変換していきます。

想像したことを
文章として書き写す(コピーする)工程です。

ムッツリスケベのくせに
文章にしようとすると悩んでしまう人は、
大抵の場合、遠慮しているからです。



僕も含め、文章を書くとき、
ほとんどの人は遠慮しています。

(こういうのは俺のキャラじゃねえな。)
(これはさすがに下品すぎるかな。)
(バカにされそうだからやめておくか。)
(「こんな文章でライター名乗ってるの?」って言われたら嫌だな。)
などなど、

いろんな感情や思惑がジャマして
手が止まってしまいます。

なので、書きたいことがあるのに
手が止まってしまう人は
余計な感情や思考を取っ払って
遠慮しないで書く訓練をしていきましょう。

僕がかつてやっていたのは
誰にも見せない文章を書きなぐることです。

要は”落書き”です。

誰にも見せない前提なので
意味のわからない支離滅裂な文章でもいいですし、
卑猥で残虐な文章でも問題ありません。

特定の人物に対する
壮絶な罵詈雑言でも構いません。

逆に、今の恋人に宛てたい
激烈ムンムンのラブレターでもOKです。

あとでグシャグシャにまるめて
シュレッダーに掛けると思って
とにかく遠慮しないで書いてみます。

で、残っていると本当に危ないので
必ず消してくださいね。(笑)

遠慮してしまうときって、
心の中で「書いちゃダメ!」と
言っている状態です。

なので、
「好きに書いていいよ!」
と言われているような気持ちで
ガムシャラに書いてみることをオススメします。

解決策2:遠慮しないで書く方法・・・誰にも見せない文章を書く



『想像力を働かせて、遠慮しないで書く。』

文章をスラスラ書けるようになる
2つの解決策を紹介しました。

この解決策をベースにして
技術力や知識を補充していけば
書くネタにも困らずにスムーズに書けます。

あとはもう、実践あるのみです。

何度も何度も書いて、書きまくって
『文章筋』を鍛えていきましょう。


以上です。ありがとうございました!

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